京成駅・電車のバリアフリー
車いすでも安心して電車に乗れます
京成志津駅、ユーカリが丘駅及び電車への乗降車の方法などについて調査しました。
○調査区間 志津駅→ユーカリが丘駅 ユーカリが丘駅→志津駅
○調査期日13年9月13日(補充調査日12月3日)
今回の調査でわかったこと
【志津駅】
○北口横に車いす専用出入口があり、直接下りホームに入場できること。
○南口からはエスカレーターを利用して自動キップ売り場へ出られること。
○いずれの場合でもインターホーンで駅員と連絡がとれ、用件を伝えることができ、適切な対応をしてもらえること。
【志津駅、ユーカリが丘駅】
○駅員がエスカレーターを、車いすが乗れるように操作し付き添ってくれること。
○駅員が電車への乗降を手伝ってくれること。
○乗車駅から下車駅への情報の連絡が確実で、下車駅のホームに駅員が待機していてくれること。
【エスカレーター】
○通常は上り専用だが、逆回転でき下り用にもできること。
○車いすを乗せるために、3段が水平になること。
○車いすが動かないように車止め(ストッパー)が出てくること。
1 志津駅での乗車方法
北口横の車いす専用出入口を利用した。(直接下りホームに出られる)
(1)北口横の車いす専用出入口のインターホーンで用件を伝えた。
(2)乗車券は介護者が自動販売機で購入した。障害者及び介護者の運貸は半額。
(3)駅員がホームへの扉の鍵を開けたのち、下りホームへ入場した。
(4)駅員と介護者で車いすを電車に乗せた。2人で可能。
ホームと電車との段差は約10cm。バックでの乗降が良い。
2 電車に乗ったら
車いすを固定した。
車両の最前部と最後部の乗降口に「車いす」のマークがある電車には、車内で車いすを固定する装置がある。
(中央部の乗降口にも「車いす」のマークがある車両もある)
3 ユーカリが丘駅での降車方法
乗車駅(志津駅)から電車への乗車位置、乗車時刻が下車駅(ユーカリが丘駅)に連絡されていた。
(1)待機していた駅員と介護者で電車から車いすを降ろした。
(2)駅員がエスカレーターを操作し、駅員付き添いのもとにエスカレーターを利用して改札口へ。
4 ユーカリが丘駅での乗車方法
(1)駅員が上り専用のエスカレーターを下り用に操作し、付き添ってくれた。
(2)駅員が介護者と協力して乗車を手助けしてくれた。
5 志津駅での降車方法
乗車駅(ユーカリが丘駅)から電車の乗車位置、乗車時刻が下車駅(志津駅)に連絡されていた。
(1)待機していた駅員と介護者が電車から車いす降ろした。
(2)駅員がエスカレーターを操作し、付き添い、改札口へ。
(3)さらに駅員が上り専用のエスカレーターを下り用に操作し、南口に出た。
注 意
@電車やエスカレーターへの乗車や降車は、原則としてバックで行うこと。
A電車やエスカレーターの乗車中は、必ず車いすのブレーキを掛けること。
B電車とホームに段差があるので注意が必要。
特に志津駅はホームがカープしているため段差が大きい。(10〜14cm程度)
◎志津駅南口からすぐ近くにある踏切方面に行くことは出来ない。
(車止めがあり車いすは通れない)
◎ユーカリが丘駅では、南口広場には急な階段のみで下りることが出来ない。
北口では市役所出張所先のエレベーターを利用して北口広場に下りる。
今回の調査を通じての感想
◎駅や車内のバリアフリー化の進展には驚かされた。
特にエスカレーターの逆回転、車いすを安全に乗せるためにエスカレーターの3段が水平になること。
車止めのためのストッパーが出てくることなど。
◎忙しいにもかかわらず駅員さんが親切丁寧に対応してくれたこと。